原罪

イムリー、などというには、あまりに不謹慎だが、異文化理解をテーマとした評論を扱っているところに、フランスでのテロが起こった。
真剣に考えるうえで、またとないチャンスだったので、私なりに授業の合間に説明を試みた。

ことわざも知らない人々が相手なので(前回参照)、「IS」とか「アルカイダ」とかは、クラスで何人もが『音として聞いたことだけはある』に手を挙げても、想定内だった。

しかし、ここで全員「あ、そこらへんか〜」とピンと来るという想定で、「ウサマ・ビン・ラディン」を出したとき、むしろ大半が『聞いたことさえない』に挙げたのは、衝撃的に、外(がい)だった!

そこからいろいろ話してみるうち、「あ、もしかして『ビン・ラディン』のことっすか? それなら分かります〜(^^ゞ」という流れが生じたのも、全くもって、外の外だった。。。

自分が、彼らのことが全くもって見えていないことに、猛省させられる季節である。凩。