海老

  • 一日中、胃が痛い(普通の意味で)。
  • 某課題提出日(生徒)。事件あり。

霧の旗 (新潮文庫)

作品紹介【上記HPより】


 『霧の旗』は、生誕100周年を迎えた巨匠・松本清張が昭和35年に執筆した社会派サスペンスの名作。
 主人公・大塚欽也(市川海老蔵)は、立て続けに冤罪事件で勝利している若き敏腕弁護士。この主人公が、若く貧しい地方在住の女・柳田桐子(相武紗季)から、強盗殺人の犯人として逮捕された兄を助けて欲しいと何度も懇願される。多忙な主人公は、弁護を断わり、無期懲役の判決を受けた依頼人の兄は、控訴審中に獄死する。やがて、上京し銀座のクラブのホステスとなった桐子は、薄幸の素朴な女から美しく妖艶な女へと変貌し、ある決意を秘めて欽也に近づく・・・。
 主人公・欽也の天国から地獄への運命の奔流は、骨太なシェークスピア劇を彷彿させ、『冤罪』や『裁判制度』といった今日的なテーマを見据え、運命に翻弄される主人公の血みどろの戦いを人間ドラマとして描いた『霧の旗』は、重厚感あふれるヒューマン感動巨編に仕上がっている。

  • 市川海老蔵(以下エビ)が一体何役で?…う〜ん、記者しかないか…、と思ったら、何と弁護士だった。てっきり津川雅彦かと思っていた。エビの性格悪そうな感じ・上から目線な感じが妙にストーリーに合っていて、そこが一番良かった。エビといえば、家族に巻き込まれてしばらく観ていた「武蔵」(3年前?)以来だが、あの頃のやたら視聴者を疲れさせる無闇な力みはだいぶ取れているようで、今回、意味のある熱演になっていたのも良かった。わたし的に顔とキャラが最も苦手な芸能人の一人だったが、これからは少し受け入れてあげよう、かな、とも思えた。戸田菜穂柳原可奈子が出ているのも楽しめた。カンニング竹山のなまりが何気にうまいのでは?と思ったら、やはり福岡出身だった。 ストーリーは、いろいろアレンジされていながらもけっこうありかなと思っていたのだが、最後の最後の変更点には納得できず、そこは残念だった。