ボク問題

• Ｋっぱで買った次の本の巻頭に、「ボク」に関する記事があった。以下抜粋。

新編 軟弱者の言い分 (ちくま文庫)

1. 私は自分のことを「ボク」とは言わない。（略）ところが、本などを出すことになって、著者インタビューなどを受けると、たいていその新聞・雑誌で「僕は」と言って喋っていることにされてしまう。（10頁）
2. 仮面ライダーだってウルトラマンだって、変身前の青年の時には「ボク」と言ってもおかしくない。けれど、異形のヒーローになってからだと、絶対に「ボク」はおかしいのである。あるいは、人間であっても、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長とか、『サイボーグ009』のギルモア博士とかが、「ボク」と言ったらやっぱりおかしい。（12頁）
3. （略）『刑事コロンボ』だが、コロンボの一人称と言えば、例の「あたし」である。（13頁）
4. ところが、「私」だとやや都合の悪い時もある。恋愛する時である。女性を前にして「私は」「私は」とやっていると、実はあまりサマにならない。（13頁）

• 以下は、私の個人的なメモ。
  1. 清原（元）選手【⇒】の「わい」問題とパラレルだ。
  2. 写楽は「ボク」→「おれ」。仮面ライダーやウルトラマンなら「ボク」？→「わたし」。パーマンなんかだと「ボク」→「ボク」のまま。らんまは水をかぶってももちろん「おれ」のまま。『メルモ』でアメを食べたキャラ達はそのつどいろいろだった。そういう〈変身〉系を集めてみると、何か面白いこと出ないかな。
  3. コロンボはああ見えても江戸っ子だった。（なぎら健壱やＴ岐先生も）
  4. うーむ。ここは保留。一番興味あるけど。